We Academyがある建物内のCafé

今回は、We Academyがある建物内にあるCaféについてです。
We Academyの新築ビル移転に合わせて、日本人経営のCaféが同じ建物の１階に開店しました。
店名は「和」と書いてNAGOMIと言うそうです。


日本人Caféオーナーは店内に扇子や浴衣を用意してお客さんに日本テーストを無料で味わってもらうサービスを行っていました。
フィリピンで本当に頑張っています。
有難いことにCaféのオーナーはWe Academyの生徒や先生達には特別割引で飲み物を等を販売してくれます。


今回のイロイロ留学ではフィリピンで起業する事の難しさを教えられました。
このお店、いつの間にか店名が「無」MUSHINに変わっていました。
開業に当たって店名の登録手配をしたところ、後になって何故か「和」は使えないとの事になり店名を変えたそうです。
日本なら事前に使えるかどうかが判るのですが、フィリピンではそうは行かないみたいです。


日本人オーナーは朝早くから夜遅くまで働いたので、数か月でお店の経営が軌道に乗ったころ、その順調な経営を見たからかは判りませんが、開店から数か月後に家賃の値上げを通告されたそうです。
日本人オーナーは当初の約束と違うと値上げ撤回を要求したそうですが、此処フィリピンでは貸主に強い権利があり聞き入れては貰えなかったそうです。
とても高くなった家賃では経営が成り立たないとの判断から、此処のお店は一旦閉める事にし店内設備を持って出て行かれました。
日本人オーナーは別の場所で事業継続する事を検討するとおっしゃっていました。


「無」去った後、此処は無になりました。
寂しい感じです。
早いうち何かお店が入ってくると、生徒さんには有難いと思います。


フィリピンの人件費はとても安いので簡単に起業出来ると私なんかは思ったのですが、日本とはまた違った起業の難しさがフィリピンにあるのだと教えられた気がします。