パールハーバー [ハワイ留学]
皆様、明けましておめでとう御座います。
昨年中はNYC留学にご訪問頂き有り難う御座いました。
今年も色々な観点から留学情報を提供させて頂ければと思っていますので、今年も宜しくお願い致します。
さて、今回はハワイオアフ島にあるパールハーバーです。
ワイキキからパールハーバーへ行く方法としてはThe Bus(公共バス)があり、クヒオ通りのバス停で42番バスか20番バスに乗車しArizona Memorialで下車して下さい。
写真のビルが見えたら到着(約1時間程度乗車)です。
車内で一日乗車券($5)を買うのがお得です。
このアリゾナ記念館(USS Arizona Memorial)へは専用のボート(無料)で渡ります。
此処はご存知の様にハワイ時間1941年12月7日に大日本帝国海軍による真珠湾攻撃で撃沈された戦艦アリゾナがあり、戦死された乗組員を追悼するとともに真珠湾攻撃を記録し平和を願う施設として一般に公開されています。
ボート乗船の当日券は先着順で発行され、混雑する日は午前中でチケット配布が終了する日もありますので朝早く行くか、事前に予約する事をお薦めします。
アリゾナ記念館の詳細、来館の注意 事項などはhttps://www.nps.gov/valr/planyourvisit/permits.htmをご覧ください。
この記念館の窓の数は12月7日の7に合わせて7つ開けてあるとの事です。
戦艦アリゾナから今も浮かんでくるオイルは「アリゾナの涙」と言われていて1日あたり1リットル近く漏れ出て来るそうです。
これはUSS ボウフィン潜水艦です。
乗艦は有料ですが博物館とミニシアターは無料で入館できるそうです。
潜水艦を見学した(料金を払った)方は博物館では日本の音声案内装置を無料で貸してくれます。
次は戦艦ミズーリ記念館です。
乗艦は有料ですが、船上では無料の日本語ガイドツアーが催行されていたのでツアーに参加しました。
最初に案内して下さったのが16インチの主砲の前で、この大きさに圧倒されました。
此処はとても有名な場所です。
英語でこの場所は「surrender deck」サレンダ・デッキと呼ばれているそうです。
そうです、1945年9月2日に外務大臣重光葵、大日本帝国陸軍参謀総長梅津美治郎が右舷01デッキで降伏文書に署名した場所です。
これが降伏文書のレプリカです。
降伏文書は2通作成されました。
アメリカ,中華民国,イギリス,ソ連,オーストラリア,カナダ,フランス,オランダ,ニュージーランドの各代表もサインしたのですが、左側の降伏文書のサインがずれています。
大事な場面でこの様な事があったとは驚きです。
この写真を良く見て下さい。
神風特攻機が1945年4月11日に右舷艦尾付近に体当たりする直前を捉えた写真です。
特攻したパイロットの体はミズーリの甲板上にあったそうです。
回収された特攻機のパイロットの遺体に対し「この日本のパイロットは我々と同じ軍人である。生きている時は敵であっても今は違う。激しい対空砲火をかいくぐってここまで接近してきたパイロットの勇気と技量は、同じ武人として称賛に値する。よってこのパイロットに敬意を表し、水葬に付したい」とミズーリ艦長ウィリアム・キャラハン大佐が述べて海軍葬にしたそうです。
水葬には国旗で遺体を包むのですが、船にアメリカの国旗は有っても旭日旗は無かったのですが、数名の水兵さん達が手作りで旭日旗を葬儀までに作って下さったと説明がありました。
この話を聞いて、なんてヒューマニズム精神あふれる人達がいるのだと感心し、私はアメリカ海軍に敬意を表すると共に涙が溢れました。
船内には神風特攻で出陣するパイロットが家族宛てに送った手紙が多く展示されています。
もし戦艦ミズーリに行かれたら是非ご覧になって下さい。
彼等の犠牲の上に今の日本がある事を知ることこそ神風パイロットの皆様への供養になると信じます。
最後は、太平洋航空博物館パールハーバーです。
実際に使用されていた格納庫を改装して作った太平洋航空博物館には零戦やB-25 の他に数多くの戦闘機が展示されていますので、飛行機がお好きな方には特に楽しい所です。
私は上記各所を見学するのに時間は掛からないと思っていたのですが、重い内容の展示でしたので実際に朝から夕方の閉館まで見学に時間が掛かりました。
お時間が許すなら時間を掛けてご覧頂き、戦争について深く考えて頂ければと思います。
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